昨年12月23日の土曜は祭日で当院お休みとなり、以前から行きたいと思っていたホキ美術館に出かけた。

この美術館は写実絵画を売りとしており、今も活躍されている画家の作品を集めている。以前テレビでも取り上げられ、一度訪れてみたいと思っていた。

千葉から外房線に乗り土気駅で降りる。タクシーで美術館についたが、まずは細長く続く美術館の外観に戸惑う。しかし美術館を後にするときには{なるほど。絵画鑑賞にはこの建物のつくりは最高だな}と気づかされる。

都内の美術館と比べ人が少ないのでゆっくり、じっくり、ときに独り占めできるのがたまらない。

写実絵はもともと写真がない時代にはやったと思われるが、今でも絵は現実を超え、人の心を魅了させてくれる。ときに厳かに、ときになまめかしく、ときに趣をもたらしてくれる。

画家の並々ならない写生力。その技術力と芸術性にまさに脱帽する。人間の筆でここまで緻密に描くことができるのかと驚愕至極である。

これぞプロ中のプロ! ここまでやらないと、いやここまだやれれば人は感動する、あるいは通用するということを教えてくれる。

なお板谷波山の茶碗も沢山展示されており、まさに素晴らしいの一語であった。

 

湘南こころのクリニック