開業医というおしごと
開業医となって14年がたった。今まで比較的に順調にやってこられたのは運が良かったと思っている。
しかし開業医も時代の波に飲み込まれつつある。診療報酬は依然右肩下がりだし、競合相手も増えている。またこれからは年齢とともに体力的なことも考えていかないといけない。
開業医の日々の仕事は診療がメインである。しかし、勤務医時代と異なり雑用が多い。私のような個人事業主だとトイレが詰まればそれを直さないといけないし、エアコンが調子悪ければ業者との交渉もしないといけない。また従業員が都合で辞めれば、その手当てをする必要がある。文書の量も多く、うんざりすることもしばしばである。今までは診療報酬単価の減少は患者数を増やすことで帳尻を合わせることができたが、これも限界になりつつある。
これからの開業医の仕事は徐々につらく、たいへんな時代になろうとしている気がする。
湘南こころのクリニック