人生っていったい何なんだろう
人の人生はそれぞれ違う。100人いれば100通りの人生がある。いい人生があれば悪い人生もあるかもしれない。しかしその中身はその人しかわからない。世間の評価は資産・家柄・知名度・学歴・職業・周囲の評価などで推し量るが、それだけでは人生の幸・不幸は決まらないものである。
周りから垂涎の的となっていた有名人が突然転落してしまうニュースは後を絶たない。ひょっとしたら平凡で無名の人の方が人生を愛し、楽しんでいるのかもしれない。さらに文明は進んだが、どれだけ人類が幸せになっただろうか?便利にはなったが、人と人との関係は少なくなっているような気もする。また経済至上主義で人より会社や利益を優先することが当たり前になってしまっている。1億総中流と言われた社会がいつの間にか1億総活躍しないといけなくなってしまった。活躍しても中流になれるかどうかわからないし、子供を産む余裕がなくなるかもしれない。さらに100年安心な年金制度と言っていたが、10年もたたないうちに今の年金ではやっていけないと皆が思うようになってしまった。
今は生きることには困らなくなっているけれども、幸せと感じる機会は少なくなっているように思われる。グローバルな競争主義が企業の体力をなくし、社会全体の成り立ちを根本から変え、人間関係に至ってもギクシャクさせてしまっているのではないだろうか。国も企業も個人も余裕をなくしている。
しかし人生に喜びや希望をもちたいものである。国が作れないのなら、1人1人が自分で作っていくしかない。