ここ最近AIの技術が進み、ホテルの受付をロボットがおこなったり、{スマホの音声入力ができるようになり}スマホに話しかけるとスマホがきちんと答えてくれたりする。

人間とロボットの比較をしていくと、ますますロボットが人間に近づき、差がなくなっていくのではないかと思われる。人間には感情があり、それが魂という存在の基盤にもなっているのかもしれないが、それはロボットにも作ることができるように思われる。もしもそうなればロボットにも魂があると言い切れるだろうか?ロボットに感情がめばえれば、人間はますますロボットとつきあうようになっていくだろう。面倒くさくないからだし、自分の都合でつきあえるからである。その傾向は今もすでに存在している。

魂は多分、人間の精神活動の全体を担っているコアな部分をさしている言葉だと思うが、精神活動の主体の中に存在するものなので脳を離れては存在しえない。ということは、人間が生命としての活動を保てなくなり、死を迎えると、脳の活動は停止してしまい、魂の存在の基盤そのものがなくなり、魂は消滅すると考えられる。だから魂が浮遊したり、あるいは他の生命について輪廻するということはありえないのである。

ただし目に見えない存在、例えば神とかがいて、人間の精神活動のコピーをすうっと取ることができたりすれば不可能ではないかもしれないが。

それとは別に遠い将来、人間が神にかわって、それを可能にするような技術を作り出すということは、そのほうがありえるかもしれない。

湘南こころのクリニック